第15回日本RNAi研究会
共催 広島大学・PSI GMP教育研究センター、創薬バイオマーカー拠点、広島がんセミナー
「日本でのアカデミア創薬の実用化を目指して!」
2024年8月22日(木)〜8月23日(金)
本年度の第 15 回日本 RNAi 研究会は、現地を基本として開催を予定しています。
新型コロナウイルスのワクチン開発の成功で、ワクチン以外の医薬品開発でもメッセンジャーRNAなどの応用が広がっており、そのモダリティーも多様化しており核酸医薬などの中分子医薬の開発が加速化されています。日本における創薬開発のポテンシャルは高いものの、その研究成果を実用化する為の支援は十分でなく、創薬の実用化の為の研究開発、CMC開発、臨床試験のデザイン、治験薬GMP製造など様々な死の谷が大きな障壁になっています。本年度は、昨年に引き続き、日本での創薬の実用化で何が障壁になっているのか、その課題解決には今後、産学官金がどのような取組をすべきなのかを議論できればと考えております。国は、経済産業省が進めるワクチン製造拠点体制やAMED SCARDA等のワクチン開発の拠点形成など、次のパンデミックに備えた投資を始めています。AMEDでも革新的な創薬開発が進められており、あわせて創薬のスタートアップにも大きな力を入れているのも現状です。そこで、本年度は、「日本でのアカデミア創薬の実用化を目指して!」というテーマで行います。創薬スタートアップのピッチコンテストも実施予定です。日本のアカデミア研究者、CDMO、製薬会社、各省庁などからの参加を頂きながら議論したいと思っています。
【特別企画1】日本で創薬開発の課題は何か?
〜シーズ創出、GMP製造、承認後国内生産〜
亀山 豊 広島大学PSI GMP教育研究センター 特命教授
大滝 義博 株式会社バイオフロンティア パートナーズ 代表取締役社長
秋永 士朗 NANO MRNA株式会社 代表取締役社長
田原 栄俊 広島大学 副学長(産学連携担当)
【特別企画2】創薬スタートアップピッチ PSIエコシステム共催
株式会社クロバーナ
Chordia Therapeutics 株式会社
タグシクス・バイオ株式会社
ユナイテッド・イミュニティ株式会社
株式会社PURMX Therapeutics
【特別企画3】日本の創薬エコシステム構築に向けて (PSI GMP教育研究センター共催)
堀 卓朗 経済産業省 商務・サービスG 生物化学産業課(バイオ課)課長補佐
亀山 豊 広島大学PSI GMP教育研究センター 特命教授
田原 栄俊 広島大学 副学長(産学連携担当)
【ランチョンセミナー】
「特許デューデリジェンス・共同研究の落とし穴」
島田淳司 東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)ベンチャーキャピタリスト・弁理士
【演者紹介】
岡村 好子 広島大学
「in vitro DNA合成法 CAIOS の可能性」
浅井 知浩 静岡県立大学
「電荷反転型LNPを用いたRNAデリバリーシステムの開発」
清宮 啓之 公益財団法人がん研究会 がん化学療法センター
「アカデミア基礎研究者によるがん分子標的創薬への挑戦」
田原 栄俊 広島大学
「広島大学におけるワクチン製造拠点の取組と計画の最新状況、
PSI GMPコンソーシアム新設キックオフ」
近藤 豊 名古屋大学
「膠芽腫に対するアンチセンス核酸治療薬の開発」
宮嶋 勝春 株式会社PURMX Therapeutics
「医薬品開発におけるCMCの重要性」
土屋 直人 国立がん研究センター研究所
「IGF2BP3が制御するmiRNA構造多様性制御と早期肺がんの再発予測」
秋永 士朗 NANO MRNA株式会社
「mRNA-based therapeutics: Current status and future perspectives」
三浦 由恵 広島大学
「広島大学におけるGMP教育の紹介」
内田 和久 神戸大学
「トランスレーショナルリサーチの部分やバイオ人材育成について紹介」
吉田 哲郎 株式会社ARCALIS
「mRNA医薬・ワクチン開発の現状と展望 ― CDMOの立場から ―」
島田賢也 広島大学
「紫外線域の放射光を用いた溶液中生体高分子の高次構造解析
〜バイオマーカー&創薬研究への展開 を目指して〜」